旧吉野川河川堤防の地震・津波対策計画を紹介します

旧吉野川の生い立ち

吉野川水系は、徳島県にとって多大な恩恵をもたらしていると同時に、『四国三郎』という異名を持ち、坂東太郎(利根川)、筑紫次郎(筑後川)と並び称され、大雨の時は洪水となり、古くから数々の水害が発生し、川沿いの住民をはじめ徳島県民を苦しめてきました。旧吉野川は吉野川水系に属し、かつては吉野川本流として流れていました。1672年(寛文12年)に蜂須賀綱通による治水事業により、当時存在した別宮川と吉野川(現旧吉野川)を最短距離でつなげ別宮川への分流が始まりました。しかし水のほとんどが別宮川へ流れ込み、洪水などで水道が大きくなり別宮川が本流となったため、1752年(宝暦2年)に吉野川第十堰の工事に着手し、吉野川(現旧吉野川)の水量を確保しました。1932年(昭和7年)に本流となった別宮川を吉野川、元々の吉野川を旧吉野川に改名し現在に至ります。

耐震対策工事について

レベル1津波の浸水想定図

旧吉野川・今切川におけるレベル1津波及び
レベル2津波の浸水想定 ーレベル1ー

レベル2津波の浸水想定図

旧吉野川・今切川におけるレベル1津波及び
レベル2津波の浸水想定 ーレベル2ー

国土交通省における地震・津波対策の方針

地震や津波により何が起こる?

地震・津波対策の実施内容

旧吉野川・今切川 河川堤防の地震・津波
対策必要箇所

実施中の主な対策工法(深層混合処理工法)

実施中の主な対策工法
(サンドコンパクションパイル工法)

現在施工している工事の進捗状況

令和5年2月度進捗状況

護岸工事img01

向喜来地区

護岸工事img05
護岸工事img06
護岸工事img07
護岸工事img08
護岸工事img09

令和2年6月度進捗状況

想定されている
南海トラフ地震について〜 迫り来る大地震 〜

過去に発生した南海トラフ地震

過去に徳島県内に大きな被害をもたらした大規模地震として、慶長地震、宝永地震、安政南海地震、昭和南海地震が92年から147年の間隔で発生しています。
今後、南海トラフを震源とし30年以内に70〜80%の確率で発生することが予想されています。
(地震調査研究推進本部 算定基準日:令和2年1月1日)

(中央防災会議「東南海、南海地震等に関する専門調査会」資料を基に作成)

徳島県内における南海トラフ地震の記録 ※徳島地方気象台ホームページより

●1854安政南海地震

蛭子(えびす)神社の「百度石」(徳島市南沖洲)

沖洲蛭子神社百度石

●1946昭和南海地震

街の裏手の津波通過のあと
(牟岐町)

麦畑の地割れ(徳島市内)

田園の被害(牟岐町)

湾岸に上がった船【堤防の高さは水面から約2m(旧由岐町)】

建設工事における取り組み

建設工事現場における週休2日について

i-Constructionが目指すもの

ICT技術の全面的な活用(土工)
〜従来方法との対比〜

ICT施工機械活用状況